アンテロープキャニオン の幻想的な空間と、グレンキャニオン でジュニアレンジャーになる。
アメリカ アリゾナ州 ナバホ国立公園(Navajo Nation Parks & Rec)のアンテロープキャニオン(Antelope Canyon)と、国立保養地のグレンキャニオン(Glen Canyon)を、現役保育士が子供と一緒に楽しむ方法をお伝えします。
ジュニアレンジャープログラムとは?
アメリカの国立公園では、4歳からジュニアレンジャープログラム (Jr. Ranger Program) に無料で参加することができます。(一部の国立公園では有料)
大人にとって感動する景色は、もちろん子供にも伝わりますが、景色を見るだけではすぐ飽きてしまうのは仕方ありません。
そこで、ジュニアレンジャープログラムに参加することにより、自然への知識や興味が深まり、国立公園へ行くことの楽しみができます。
パークレンジャーのイベントに参加したり、与えられたアクティビティブックを仕上げることで、パークレンジャーと同じバッジを受け取ることができます。
家族で、国立公園の思い出集めをしてみましょう。
アンテロープキャニオン
アクセス
ロサンゼルスからアンテロープキャニオンまでは、車で約9時間です。途中ラスベガス(Las Vegas)を通るので、ラスベガスに行き帰り宿泊するのも、運転時間が少なくて済みますし、子供も窮屈な車の中ばかりより楽しいと思います。
ラスベガスまで休憩入れて6時間、翌日にページ・Pageの町まで6時間かかりました。
ラスベガスからアンテロープまで、途中ザイオン国立公園内を通る道と、通らない道があります。ザイオン国立公園を通る道を選んだら、車1台35ドルを払いますが、1週間有効なので、レシートは無くさずに帰りも取っておきましょう。
アンテロープキャニオン事前予約
アンテロープキャニオンは、かなり人気の高い観光地ですので、ツアーの事前予約が必要になります。
いろいろなツアー会社がありますが、Kensツアーが本家なのでお勧めです。もしくは、安心な日系旅行会社で購入しましょう。Amnet/HIS/IACEトラベルが、アメリカ在住の日本人に好まれています。
アンテロープキャニオン 出発前の準備
ツアーは60-90分前に、チェックインする必要があります。遅れると当日券待ちの人に売られてしまうので、連休中の混雑時は特に気をつけてください。
ツアー内はどんな小さな鞄でも持ち込みできません。カメラのケースでさえも持ち込み不可です。1時間から1時間半のツアーなので、ペットボトルは持ち歩くように言われています。ペットボトルに付ける紐を、Kensツアーのお土産屋さんで買うと記念にもなるのでいいと思います。
冬のアンテロープ、特に洞窟の中は寒いのでダウンジャケットや手袋・マフラーの完全防備が必要です。UGG系の分厚いブーツは、ステップ幅が狭くて踏み外しそうですし、ヒールのある靴は鉄網の階段の為歩けません。細かい砂が靴に入るのでハイカットスニーカーがお勧めです。
手すりが鉄で氷のように冷たい為、手袋もあったほうがいいです。
まず、受付で予約を確かめグループ番号を貰い、ツアーとは別料金の1人1日9ドルのナバホ地区入場料を払います。これは1日有効の為、アッパーとロウアー両方行きたい人は、午前ツアー午後ツアーにすればお得です。
うちは2日に分けてしまったのでアッパーで1人1日9ドル、ロウアーで1人1日10ドル支払うことになりました。(注:2023年に訪れた人の情報によると、ナバホ地区入場料はツアー代金に含まれていたそうです。)
ロウアーアンテロープ Lower Antelope Canyon
11月のサンクスギビングの週は、雨+雷+雪という予報でしたが、なんとか曇の多い晴れになりました。
朝10時からの ロウアーアンテロープ (Lower Antelope Canyon) のツアーに申し込んでいました。時間になったら、自分のグループ番号を掲げているナバホガイドのお兄さんの所に集まり、8人ほどのグループで行動します。
お天気が悪くても、これだけのグラデーションは素晴らしいです。
ビデオ撮影は禁止されているので、写真のみです。ナバホガイドのお兄さんは、こちらから頼まなくても家族写真を何度も撮ってくださいます。
最後は、この隙間から出てきます。この下に水が流れて、あのような地形ができあがったのですね。
冬、しかも天気が悪く太陽の光も弱くて期待できないと思いましたが、想像以上に素晴らしい景色でした。
太陽の光が隙間から差し込み、まるで天から降り注ぐ光のような薄明光線、ビーム(The Beam)を見たい方は、夏の正午あたりのツアーに申し込むと、ビームを見れる確率が上がります。
ナバホガイドの方には、少なくとも$5x人数のチップを忘れずに渡してください。
カールヘイデン ビジターセンター ジュニアレンジャープログラム
カール ヘイデン ビジターセンター (Carl Hayden visitor center)に寄り、ジュニアレンジャープログラムに参加する意思を伝えて、アクティビティブックを受け取ります。
アクティビティブックは、両開きになっていて、片側は、グレンキャニオン国立保養地 (Glen Canyon National Recreation Area) 反対側はレインボーブリッジ国定公園 (Rainbow Bridge National Monument) のレンジャーブックになっています。
グレンキャニオン | 6₋8歳 | 13項目中 3項目終わらせる。 |
9₋11歳 | 13項目中 5項目終わらせる。 | |
12歳以上 | 13項目中 7項目終わらせる。 | |
レインボーブリッジ | 全年齢 | 3項目中 2項目終わらせる。 |
グレンキャニオンとレインボーブリッジの両方の課題を終わらせて、パークレンジャーへ提出します。レンジャーからの質問に答え、誓いの言葉を復唱して、レンジャーバッジを2つ頂くことができました。これで国立公園のジュニアレンジャーバッジは、合計12個になりました。
ホースシューベント Horseshoe-Bend
ビジターセンターのすぐ近くにある ホースシューベンド へも行ってみました。
ホースシューベントの駐車場からホースシューベントまでは近そうに見えますが、実際は片道20₋30分は歩きます。お水を忘れずに持ち歩きましょう。
アッパーアンテロープ Upper Antelope Canyon
次の日は、11:00からのアッパー アンテロープ キャニオン ツアーに参加です。昨日のロウアー アンテロープ キャニオンとは反対側の道路にあります。
昨日のロウアーはお土産屋さんを含む大きな建物がありましたが、こちらは小さな小屋での受付でベンチのみです。
アッパーへはトラックで移動します。砂埃が凄いのでマフラーで顔カバーは必須でした。マスクがあれば尚よしです。
アッパーアンテロープツアーは、この隙間から入って行きます。
雨か雪が降りそうな曇り空で、全く太陽が出てなくとも、中は真っ暗ではなく神秘的な雰囲気が漂っていました。
砂が落ちてくる場所があり、砂かぶります。
冬のアンテロープは、とても幻想的でした。
残念ながら、かの有名なビームは撮れませんでしたが、ビームなくともお勧めです!
次は13度目のジュニアレンジャーに挑戦です。