Santa Monica Mountain 国立公園 でジュニアレンジャーになる。
サンタモニカ中心街から車で30分ほどのところにある サンタモニカマウンテン (Santa Monica Mountain) は国立公園です。アメリカの国立公園では、4歳からジュニアレンジャー プログラム (Jr. Ranger Program) に参加することができます。
ジュニアレンジャープログラム
ジュニアレンジャープログラムとは、子供が国立公園主催のイベントに参加したり、レクチャーを聞いたり、アクティビティブックに書き込んだりすると、パークレンジャーの一員として認定され、レンジャーバッジを貰えるシステムです。
国立公園の景色を見ることは、大人にとって至福の時ですが、残念ながら子供にとってはつまらない景色になってしまうこともあります。
景色を見るだけでなく、アクティビティブックを仕上げていくことで、自然への知識が深まり興味が湧くことはもちろんのこと、パークレンジャーからジュニアレンジャーバッジを受け取ったことは、一生忘れない思い出となることでしょう。
まずは、Santa Monica Mountains National Recreation Area にあるビジターセンターへ行きます。
レンジャーに、ジュニアレンジャープログラムに参加したいと伝え、アクティビティブックを受け取ります。
アクティビティブックは無料で、4歳から大人まで参加可能です。
4-6歳 | Squirrels | 6題中、4題終わらせる |
7₋10歳 | Bobcats | 11題中、5題終わらせる |
11歳以上 | Mountain Lions | 12題中、6題終わらせる |
大人でもジュニアレンジャープログラムに参加できますが、国立公園パスポートが売っているので、そこへスタンプとステッカーを集めるのが、大人の方へのお勧め。
ステッカーは、ビジターセンターで購入でき、2ドルほどです。
ここのビジターセンターには、お土産屋さんもミュージアムもあり楽しめます。
水洗のお手洗いも水道もありますが、食べ物は売っていません。
トレイル
ビジターセンターの正面の山を1時間ほどで1周できる簡単なトレイルへ行く時は、事前にレンジャーに道を聞いておくことをお勧めします。
トレイル中はお手洗いはありません。出発前に済ませておきましょう。
だんだん、山道らしくなってきましたが、コロナ禍で運動不足でも楽々歩け、登るという感覚はあまりありません。
途中で見つけた木をよく見ると、穴がぼこぼこ空いていて、その穴の中にはどんぐりらしき木の実が詰まっています。リスが詰めたのかな?
木に穴を空けて、どんぐりを詰めるドングリキツツキなるものがアメリカにいるらしいので、その子の仕業かもしれません。
「キャー!!!」という叫び声を聞いて集まってきた子供達。
もう少しでトカゲさんを、私の体重で思いっきり踏みつぶしてしまうところでした(汗)
携帯のアプリで、毒トカゲでないことを確認してから、子供たちが捕まえました。
しばらくみんなと戯れた後、トカゲさんは安全な草むらに逃がしてあげました。
今度は、アニメ [ワンピース] に出てきそうな トゲトゲの実 (笑)
携帯アプリをかざすと、Wild cucumber だと判明。
キュウリの仲間・・・。きっと美味しいからトゲトゲなんでしょうね。
ハイキング前に、虫や花のアプリを入れておくと、何倍も楽しめることを今日実感しました。
ママ同士でおしゃべりしながら歩いていると、遠くから「おーい」「やっほー」の声。
既にあんな遠くに・・・
あの場所まで登るのは、とても遠く険しそうに見えたけど、案外あっさり登れました。
丘の上からの景色はとても素晴らしく、空気も爽やかで最高の気分でした。
ここが頂上なので、あとは下るだけです。山登りというよりは、気持ちの良いハイキングコースでした。
ビジターセンター手前にピクニックテーブルがあるので、ここで持参したお弁当を食べながら、アクティビティブックを仕上げます。
双眼鏡と色鉛筆は、アクティビティブックを書くのに役立ちます。
ピクニックテーブルの近くに桜も咲いていて、何年ぶりかに見た桜にママ達は感動して、ずっと眺めていました。
ビジターセンターに戻り、レンジャーに仕上げたアクティビティブックを渡し、レンジャーからのいくつかの質問に答えます。最後は、ジュニアレンジャーの誓いの言葉を全員で復唱して、無事ジュニアレンジャーになり、バッジを貰うことができました。
お友達と一緒に貰ったバッジは、特別な想いが残ります。
そうそう、4年前からレンジャーバッジはプラスチックから木に変わりました。
レンジャーが、「今日の日付のスタンプをバッジの裏に押すといいわよ」と教えてくれました。なんて素敵なアイデアでしょう。
国立公園パスポートに押した丸い日付スタンプが、バッジの裏にちょうどおさまるサイズでした。
次回は、アメリカ ユタ州 ブライスキャニオンでジュニアレンジャーに挑戦。