ザイオン国立公園でジュニアレンジャーになって、バッジをゲットしよう。
ザイオン国立公園でのジュニアレンジャープログラム参加方法と、レンジャーに聞いたお勧めトレイル情報に、お役立ち情報をお伝えします。
ジュニアレンジャープログラムとは?
アメリカの国立公園は、遊ぶというよりも雄大な景色を堪能する場所です。グランドキャニオンもザイオンも、国立公園は子供にとっては似たような場所で、面白くないと感じるかもしれません。
でも、子供が国立公園に行きたがるようになるアクティビティが実はあるのです。
それが、ジュニアレンジャープログラム。
ジュニアレンジャープログラムとは、子供が国立公園についてパークレンジャーから学んだり、自分で国立公園内の植物や生き物を見つけ、アクティビティブックを仕上げることで、自然や動物に興味をもつように考えられたプログラムです。
しかも、課題を終えると、パークレンジャーと同じバッジを貰え、ジュニアレンジャーとして認定されるのです。
アクセス
11月末サンクスギビングの連休、ザイオン国立公園(Zion National Park) へ。ロサンゼルスのサンタモニカ中心街から、車で約7時間。
道中5分の3あたりで、ラスベガス中心街を通ります。ほぼ真ん中あたりなので、長距離運転に自信のない方は、ここで1泊するのもよいと思います。
グランドキャニオンに似てる場所という認識しかありませんでしたが、個人的な感想では、ザイオンまた行きたいと思うほどよかったです。
グランドキャニオンは、上から壮大な景色を眺める感じで、ザイオンはその壮大な景色の中に入って挟まれている感じでした。
たくさん見たいスポットがあり、時間が全然足りませんでした。
国立公園入園料
ザイオン国立公園入口で、車1台$35を支払い、レシートをダッシュボードに置いておけば1週間有効です。クレジットカードも使えます。
レシートをダッシュボードに置いていて飛ばされないよう、マスキングテープやカードホルダーなどがあればいいと思います。
アメリカの小学4年生は、無料パスがあるので、詳しくはこちらのブログを参考にしてください。
ザイオンキャニオンビジターセンター・Zion Canyon Visitor Center
国立公園内に入ったら、まずはビジターセンターに行き、パークレンジャーにジュニアレンジャープログラム(Jr. Ranger Program) に参加したいと伝え、アクティビティブックを受け取ります。参加費は無料で、4歳以上なら大人でも参加可能です。
でも、大人の方には、この国立公園パスポートをお勧めします。
国立公園パスポートに、ビジターセンターで売っているステッカーを貼り、スタンプを押して集めていきます。ステッカーは1-2ドルほどです。
ザイオン国立公園では、アクティビティブックを終わらせるだけでなく、レンジャープログラムの1つに参加してサインをもらわなければなりません。
4-5歳 | クモ 7項目中 2項目のみ終える | レンジャープログラム参加 |
6-8歳 | クモ 7項目 全て終える | レンジャープログラム参加 |
9歳以上 | クモ 7項目全てと、トカゲ 5項目全て終える | レンジャープログラム参加 |
* アクティビティブックに絵を描くところがあるので、色鉛筆もあると描きやすいです。
レンジャープログラムとは、パークレンジャーが国立公園や動物について教えてくれる教室です。ジュニアレンジャープログラムと混同しないように。
アクティビティブックは仕上げたあと、レンジャープログラムの1つに参加して、パークレンジャーからサインを貰わないといけません。
ビジターセンターの駐車場は朝9時頃には満車になります、9時で満車になると午前中空く可能性はほぼないので、すぐにミュージアムへ移動して停めましょう。こちらは狭いので、なければハイウエイに路駐できます。
路駐の際は、絶対に白線を踏まないこと!罰金対象です。
ミュージアムでは、レンジャープログラムに参加でき、ジュニアレンジャーバッジも入手できます。
11時からのレンジャープログラムに参加すると、席が全部埋まり立ち見ができるほどの人気プログラムでした。ザイオンの地形や水についての話で、なかなか興味深い内容でした。
プログラム終了後は、質問やサインを貰いに子供たちが並びます。
ミュージアム内で、レンジャーからのいくつかの質問に答え、レンジャー誓いの言葉を復唱し、ジュニアレンジャーバッジ9個目ゲットしました。
トレイル
ウィーピングロックトレイル・Weeping Rock Trail
ビジターセンターからシャトルバスで15分ほど移動し、Weeping Rock Trailhead へ。ザイオンのシャトルバスは簡単で分かりやすいし便数も多いので、連休の混雑時は車で移動するよりお勧めです。
短いトレイルを歩いて到着したWeeping Rockは、雨が降っているように水がしたたり落ちる場所で風情がありました。ここへ来た人は皆、岩場の下に入り上から降ってくる水滴をじっと眺めているので、皆でぎゅうぎゅう詰めになって雨宿りをしている感じが面白かったです。
ザ ナローズ ・The Narrows
再びシャトルに乗り、ナローズ(The Narrows)へ行くために、リバーサイドウォークトレイル(Riverside Walk Trailhead) へ。ここは一番来たかった場所です。
思ったより長いトレイルで、帰りにかかる時間と日没を考えると不安になり、少し小走りに急いでいました。
途中で、「あと少しよ」と、声をかけてくださる方がいて、あとどのくらいなのか不安でいっぱいだったので、本当にありがたかったです。
次回、私もそういう場面があれば、声をかけてあげたいと思いました。
片道1時間ちょっとのトレイルでした。
やっと到着した素敵な場所。真夏なら、川の中をざぶざぶ歩いてのトレイルなのですが、今の時期は冷たすぎて無理。また夏に戻ってきたいと思う場所でした。
真夏でも川の水は冷たいので、ウォータープルーフパンツ・ダイビング靴下・トレッキングブーツ・ポールがあればザブザブトレイル可能です。
それでも、絶景を十分楽しみ、日没がすすみ暗くなっていく中、携帯のライトを頼りにバス停まで戻りました。バス待ちの間に完全に日が暮れて、小4君の顔どころか、手を繋いでいてもどこにいるかわからないくらい真っ暗闇になりました。街灯が1つもないので当然ですが、大勢の人がバスを待っていても、闇に沈む経験はなんだか少し怖かったです。
ナローズトレイルへ行く際は、日没の時間と帰りのバスの時間も考えて行動しましょう。往復2時間半は必要です。バス停にお手洗いがあります。
シャトルバスのバス停は、1-9番までありますが、夕方以降は込み合い、帰りは9番のナローズから満席になるため、8番・7番・6番・・・で待っていても乗れません。
小さい番号から観光し、最後に9番から帰るのがいいかもしれませんが、9番はナローズ入口の為、ナローズを見て日没前に帰れるような時間の配分も必要になります。
日没後は、駐車場に停めた車も、真っ暗闇の中で全く見えません。しっかり位置を覚えておくか、懐中電灯があるといいです。子供の手は離さないで。
チェッカーボードメサ・Checkerboad Mesa
ドライブがてら、シャトルが通らない東入口(East Entrance)方面にあるチェッカーボードメサ(Checkerboard Mesa)へ。
地形がまた全然変り、板を重ねたようで面白く、あちこちのその板のような岩盤の上には、野生のやぎを見ることができました。
車を停める場所が、東入口から入った方面側にあるので、一度 東入口を出てUターンして戻ってきました。
食事
ビジターセンターの反対側にはビレッジがあり、国立公園には珍しくレストランがたくさんあるので、食事に困ることはありません。
ザイオン国立公園情報でした。
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