夏近くになっても予約可能!Big Bear Lake 周辺の穴場キャンプ場。
壮大な自然が広がるアメリカで、子供に一度は経験させてみたいのがキャンプです。
家族だけでも、仲良しお友達家族と一緒でも、とにかく楽しいに決まっているのがアメリカの大自然の中でのキャンプ。
アメリカでのキャンプ歴20年以上、子連れキャンプは2歳から12年経験してる私達がお勧めする子供連れに適したキャンプ場をお伝えします。
キャンプ場の種類
森の中で過ごしたい、そんな願望を叶えるキャンプ場には、いろいろな種類があります。
ラグジュアリーな順番で言えば、
タイプ | 内容 |
コテージ | 森の中のログハウス ほぼホテル並み。 |
RVパーク | ベッド、トイレ、キッチン、電気が装備された車中泊。 |
KOA | レストラン、売店、遊び場、ランドリー、水洗トイレなど全部完備。会社経営のキャンプ場で、コテージ、RV、テント泊など選ぶことができる施設。 |
キャンプ場 | 森の中に自分でテントを張る。水洗トイレ・シャワー・水道あり。予約可能。 |
キャンプ場 | 森の中に自分でテントを張る。ぽっとんトイレ。予約可能。 |
キャンプ場 | 森の中に自分でテントを張る。ぽっとんトイレ。予約不可で当日早いもの勝ち。 |
やはり、子供と一緒のキャンプで一番お勧めしたいのは、テントを建てて、たき火をしながら食事をし、森の中を通る風の音を聞きながら眠りにつくタイプのキャンプです。
その中で、子連れキャンプで一番重視したい部分は【お手洗い】です。
ぽっとんだと汚すぎて便座に座ることができない上に、ぽっとんの中に子供が落ちてしまいそうで、子供自身が恐怖に怯えてしまいます。
そこで、そんなトラウマを残してせっかくのキャンプが台無しにならないよう、ビッグベアレイク周辺の 水洗お手洗いのあるキャンプ場 についてご紹介します。
水洗お手洗い付のキャンプ場
ビッグベアレイク周辺には、水洗お手洗いのあるキャンプ場が5つあり、ほぼ同じ作りとなっています。
キャンプホストが常駐していますし、少し車を走らせればビッグベアレイクの町があるので、キャンプ初心者や小さい子供連れでも安心して挑戦できます。
キャンプ場名 | サイト数 | シャワー* |
San Gorgonio | 54 | 有 |
Pineknot | 48 | 無 |
Serrano | 132 | 有 |
Barton Flat | 52 | 有 |
Green Valley | 38 | 無 |
予約方法
予約の仕方は同じなので、Barton Flatsの予約の仕方を例にとって説明してみます。
夏休みの7月1日から、2泊3日でキャンプに行く場合、半年前からの予約となるので、1月1日の(カリフォルニア時間)朝7時から予約が取れるようになります。
ヨセミテやキングスキャニオンのように7:10には全てのキャンプサイトがなくなるほどの争奪戦ではありません。
肌寒い1月に夏休みのキャンプ予約を忘れるのは当然で、春くらいに「あ!キャンプ場取ってない!」と思い出しても、実はまだ間に合う (本当は教えたくない) 超穴場のキャンプ場です。
まずは、Recreation.gov のホームページにいき、[camping &Lodging] を選択。
[Search by location] には、[Barton Flat] と入力します。
[Way to stay] は [Tent Camping] を選んで下さい。
キャンプ予定日の日付を選んだら、[search] をクリック。
もう一度、左のカラムから[Barton Flat] をクリックすると、[A][R][NR][X] の表がみれるので、[A]のサイトを見つけて予約します。
サイトは、Barton Flatだと52サイトあります。キャンプサイト地図を見ると、お手洗いの近く、水道の近く、奥まった場所、お友達家族と横並びで取れる場所なのかがわかるので、そこから好きな場所の番号を選びます。
[A] | 予約可能 |
[R] | 既に他の方が予約済 |
[NR] | まだ未開放 |
[X] | キャンプ場クローズ期間 |
祝日を含む場合、3泊以上でないと取れません。
アクセス
ロサンゼルスのサンタモニカ中心街から、サンバーナディーノ国有林・San Bernardino National Forest にあるビッグベアレイクまでは車で約2時間です。
もちろん山道ですが、他の山に比べると横揺れが少ない方だと思います。酔いやすい子は念のため、酔い止めを飲ませておきましょう。
Big Bear Lake キャンプ場 ルール
キャンプ場のルールは大体どこも似たような感じですが、若干違うところもあるので事前に確認してください。
以下は、おおよその似たようなルールです。
サイト
1つのサイトに、車は2台まで停められ、乳児を含め6名までです。
ホストが各サイトを廻って予約と人数を確認しに来ます。その時に車専用の用紙を貰えるので、忘れずにすぐ車のダッシュボードに見えるように置いてください。
通常、川などで遊ぶ場合は、車にかけておく$5のパスが必要ですが、この用紙を車のダッシュボードに貼り付けておけば、キャンプ場敷地内だけでなく移動しても川遊びが可能です。
ファイヤーリング
ファイヤーリングとキャンプテーブルが装備されています。
ファイヤーリング内では、キャンプホストが売っている薪を燃やして、キャンプファイヤー・BBQ・焼き芋・焼きトウモロコシ・マシュマロを焼いてS’moreなどを楽しむことができます。
S’more(スモア―)は、グラハムクラッカーにチョコレートと焼いたマシュマロを挟んで食べるキャンプ場での定番のデザートです
よくLA市内のスーパーでも薪が売っていますが、薪についている虫を別の山に運んでしまわないよう、その山の木を扱っているキャンプホストから買うのが正解です。
キャンプホストは、入口にテントを張っていて、チェックインの確認に来てくれたり、薪を売ってくれたり、近くで山火事があれば避難勧告をだしますし、困ったことがあればいつでも助けてくれます。
水道
シャワーやお手洗いだけでなく、水道が歩道のあちこちに付いています。
この水道では、食器を洗ったり、石鹸を使ったりすることは禁じられていますので注意してください。手の泥汚れを軽く落としたり、水を汲んだり、寝る前にキャンプファイヤーの火を消すために使います。
軽い食器汚れや野菜などを洗う場合は、自分のキャンプサイト内で桶の中に水をためて洗い、汚れた水は奥の木の周りに流してもいいそうです。
かなり汚れたものは、洗わずに熊対策ロッカーに入れておき、そのまま持って帰ります。
自宅で野菜は洗って切って袋に入れ、肉も切ってから冷凍してくると便利です。
手や顔を石鹸を使って洗ったり、歯磨きなどをする場合はお手洗いまで行ってください。
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熊対策の収納庫
大きな鉄でできた収納庫が各サイトについています。食べ物はもちろんのこと、水以外の飲み物、お菓子、甘い匂いの歯磨き粉など、香りの付いた物は全てこの中に入れておく必要があります。
車の中に置くと、車を壊される可能性もありますので、十分にお気を付けください。
夏の日中はこの収納庫がかなり熱くなってしまうため、氷やドライアイスをクーラーボックスに入れ食べ物を守りましょう。収納庫の上に断熱カバーをかけておくとよいです。
うちは、車のダッシュボードに置く銀色の日よけを上に置いています。
↓これが、熊対策収納庫です。
ゴミは全部まとめて、寝る前に必ずキャンプ場入口近くにある大きなゴミ箱へ入れてください。夜は片付け忘れた食べ物を求めて、熊が来るので本当に危険です。
行く前に知っておきたい!
山火事
残念ながら、このエリアは毎年夏になると山火事がおきる場所です。だから、水洗お手洗いがあるにも関わらず、争奪戦にはならないのだと思います。
山火事のために、キャンプに行けなくなったことがありますが、料金は自動で返金されました。
1度は、キャンプ最終日に帰り支度をしていると近くの山が燃え始め、ヘリコプターが何機も飛んできて消炎剤を空から撒き始めたので、早々に帰りました。
煙が見えたり、ヘリコプターが数回飛んで来たら、避難勧告を待たずにすぐに山を下りましょう。
↓この写真は、山火事が起きてすぐ見えた煙と、消火活動を始めたヘリコプターです。
テントと蚊帳
テントを必死に組み立てている間に子供を見失うことのないよう、テントは傘を開くように建てられるインスタントテントをお勧めします。
うちは当時2歳の息子を連れて行く時に、安全を考えインスタントに買い替えました。
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日本=コールマン インスタント テント
蚊帳も同じく傘のように開くインスタントスクリーンです。食事中、肉に蜂が寄ってきたり、並べてある食べ物にハエが寄ってくるので、食べ物を並べておくのにスクリーンがあると重宝します。
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持って行くと便利
夜と朝は想像よりだいぶ冷えます。
スウェット上下を着て冬用の寝袋を使い、真夏のキャンプでも念のため、首に巻く小さな毛布や、ホカロンを用意しておくと助かることもあります。
2023年9月のレイバーデーは、急に夜中に気温がマイナスになり、初めて全く寝れないほどの極寒の夜になりました。
キャンプに持って行く物リストは、こちらのキングスキャニオンキャンプのブログにまとめてあるので、参考になさってみてください。