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アメリカで遊ぼう

冬だからデスバレー国立公園へ行こう、夏は50度超えの危険地帯。

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冬だからデスバレー国立公園へ行こう、夏は50度超えの危険地帯。

世界記録の暑さ

1913年に摂氏56.7度(華氏134゜F)の最高気温世界記録を出したデスバレー国立公園・Death Valley National Parkは、現代において1913年の温度計が正確だったのかを疑問視されているところもありますが、2013年に54度、2023年も54.4度を記録しました。

夏場は48.8度(120゜F)を超える日が多く、乾燥も酷いため、夏に訪れた観光客が亡くなることもあります。事故のほとんどが、短いトレイルだから大丈夫、車が壊れたから誰かを呼びに…と、十分な水を持たずに歩いたことによる熱中症が原因です。

体の不調がわかりにくく、楽しい事に夢中になってしまう子供を連れての観光は、11月から4月にかけて比較的気温が落ち着いている冬の時期をお勧めします。
2月にこの場所を訪れた時は、お昼前後には半袖Tシャツ1枚でも暑い状態で、デスバレーをしっかり感じました。同じ日でも朝夕と丘の上では、パーカーなど羽織るものが必要になります。

アクセス

ロサンゼルスのサンタモニカから、デスバレー ファーナス クリーク ビジター センター・Death Valley Furnace Creek Visitor Center まで車で約5時間です。
LAの酷い渋滞があるので、日帰り旅行は無理です。

デスバレー ビジターセンター/Death Valley Visitor Center

ビジターセンターに着いたら、パークパスを買い、外から見えるように車のダッシュボードに付けておきます。
車1台30ドルで、7日間有効です。
他の国立公園では入口に料金所がありますが、ここでは料金所がないため自分で買って付けておく必要があります。Recreation.govで、事前購入も可能です。

ジュニア レンジャー プログラム/Jr.Ranger Program

パークレンジャーに「ジュニアレンジャープログラム Junior Ranger Program に挑戦したい」と伝え、アクティビティブックを受け取ります。

ここでは、アクティビティブックを終えるだけではバッジを受け取ることができません。
アクティビティブック1ページ目に書いてある以下の3つが必須となります。

①アクティビティブックを受け取り、年齢に合った項目数を終わらせる。

年齢アクティビティブック
6歳以下4項目以上
7₋10歳6項目以上
11歳以上9項目以上
絵を描くところがあるので、鉛筆だけでなく、色鉛筆やクレヨンがあると子供は描きやすいです。レンジャーからも褒められますよ。

②パークレンジャーからサインを貰う。

プログラムに参加できる場合レンジャーガイドプログラムに参加してサインを貰う
プログラムに参加できない場合パークレンジャーにインタビューしてサインを貰う。
プログラムとは、パークレンジャー主催の無料教室【Ranger-guided Program】で、レンジャーがデスバレーの野生動物や自然植物、昆虫や地質などについてわかりやすく教えてくれるプログラム。

③下記の課題を1つ選んで終える。

・デスバレー内のごみを10個拾ってゴミ箱に捨てる。リサイクルできるものは、リサイクルの箱へ。
・すでに使用した物を別の方法で再利用する。例えば、空のソーダ―ボトルを水筒として再利用したり、紙を再利用して絵を描いたりなど。
・家族で使用した中にリサイクルできるものがあれば、適切なリサイクル箱へ入れる。
1つを終えることができたら、親がサインする。


①②③を終えることができたら、アクティビティブックを持って、再びビジターセンター内のパークレンジャーのところへ行きましょう。
アクティビティブックを確認後、レンジャー誓いの言葉を復唱したら、ジュニアレンジャーに認定され、パークレンジャーと同じバッジを受け取ることができます。

ジュニアレンジャーについて詳しくは、こちらのブログも参考にどうぞ。

ジョシュアツリー
初めてのジュニアレンジャーは6歳、ジョシュアツリー国立公園がおすすめな理由。16個のジュニアレンジャーバッジを集めた息子の初めてのジュニアレンジャーデビューは、LAから近いジョシュアツリー国立公園でした。子供がへとへとになるほど楽しめるジョシュアツリー 国立公園の魅力と、ジュニアレンジャープログラムについて詳しくご案内します。...

見どころ

2000年前に蒸発した塩湖の残骸、ごつごつした塩の結晶が、まるでサンゴ礁のように広がっています。
トレイルがないため、自由に結晶の上を歩くことができ、とても面白い経験ができます。
スニーカーの底からもごつごつ感が感じられるほど先が固く尖っていて、とても歩きにくい上に、転びやすいので気を付けてください。
転ぶと思いっきり ザザーッと擦り傷・グッサリ切り傷ができるので、消毒液とバンドエードは車の中に置いておきましょう。駐車場の目の前がこの光景です。

夏の間は、温度の変動で数十億個の塩の結晶が収縮したり膨張したりする時、「ピンッ」と小さな音が聞こえるそうです。

 
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アメリカ版マキロンはBactine

4000年前、ここには深さ914㎝(30ft)の塩湖がありました。湖は蒸発し、30~152cm(1~5ft)の塩の層が残りました。塩分濃度は海の4倍です。
海抜下86mと西半球で一番低い場所でもあり、(ビジターセンターの場所でも海抜下58mとかなり低い)湖の面積いっぱいに塩の結晶が見られます。
塩の上を歩くと、ざくざく音が鳴るのが楽しいです。

トレイル前にお手洗いがあります。

谷底から1524m(5000ft)上空にあるダンテスビューは、長さ177km(110ml)のデスバレー大部分が見渡せます。
下に見える白い海原は、バッドウォーター Badwater Basinです。

ダンテスビューまで車であと2分というところ、ダンテスビューロードの道路わきににポツンとお手洗いがあります。

アーティストドライブで桃・緑・紫・茶・黒の岩を鑑賞しながら走り、9マイルのループ部分では、海のような青緑、ツルニチニチソウのような青、レモンイエローにサーモンピンクが現れ、まるで巨人のアーティストが絵の具で描いたような景色を堪能することができます。
夕暮れ時には、夕日とさらに色の変化を楽しむことができます。

水が激しく斜面を流れ落ちて、削られた丘はとても魅力的です。
日の出や日の入りの時間帯が、一番綺麗な写真を撮ることができます。
駐車場にお手洗いがあります。

四方を山に囲まれた砂丘で、昔ははるかに大きな岩片から、だんだんと砂ほどの大きさになっていったものです。
駐車場にお手洗いがあります。

もしも夏に訪れるなら

デスバレーの夏は、死亡事故もあることをお伝えしましたが、どうしても夏場にしか訪れることができない場合は、車の中にたっぷりの水を用意しておき、どんな短いトレイルでも必ず十分な水を持ち歩いて出発しましょう。
水を売っている店がないことを覚えておいてください。
また、車も出発前にきちんと整備し、ガス欠やオーバーヒートに十分注意しましょう。
日没後は、あたりに明かりはなく真っ暗闇になり危険ですので、日没時間も把握しておきましょう。

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NekoAir
10年もの長くて辛い不妊治療、出口の見えない奥深い霧の中から やっと出れた時の喜びが忘れられず、親離れするまで(いや、子離れするまで)思い出作りに忙しい毎日。 親子で楽しめたお出かけ情報は、みんなにシェアしたい気持ちから書いています。
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