LAから車で行く、ジュニアレンジャープログラムがある国立公園20ヶ所一覧!
アメリカには63もの国立公園があります。これらの公園は、National Park Service・アメリカ国立公園局によって管理されています。
国立公園の他にも、国立保養地・国立保護区・国定記念物・国立レクリエーションエリア・国立歴史公園・国立野生生物保護区など、さまざまな種類の400を超える保護地域があります。
これらの地域は、アメリカ合衆国内の自然や歴史的な遺産を保護し、維持するために設立されています。
実際は、国立公園だけでなく国立保護区や国定記念物でも、ジュニアレンジャープログラムを行っているところがたくさんあります。
ジュニアレンジャープログラムとは?
ジュニアレンジャープログラム・Junior Ranger Programとは、国立公園を訪れる子供たちが自然や野生動物、歴史を楽しく体験できるように、国立公園のパークレンジャーが提供してくれる教育プログラムです。
このプログラムには、利点しかありません。
・アクティビティブックに記載されている自然や野生動物、歴史に関する課題を解いていくことで、興味が湧き、知識が増えます。
・綺麗な景色だけではすぐに飽きてしまう年齢でも、国立公園内を探索する楽しみができます。
・パークレンジャー主催の無料イベントに参加できます。
・アクティビティブックを終わらせ、パークレンジャーからバッジを受け取り、ジュニアレンジャーとして認められます。
子供にとっても、大人にとっても、国立公園を10倍楽しめるプログラムとなっています。
●アクティビティブックには絵を描く課題もあるので、鉛筆だけでなく色鉛筆などがあると、子供は描きやすくなり、より楽しくアクティビティブックをしあげられると思います。
●コーティングされた紙のアクティビティブックを提供している所も多くあり、鉛筆は2B以上でないと上手く書けない時があります。
水性カラーペンもはじいてしまうので、クーピー系の発色の良いものがあるといいですね。
●ジュニアレンジャープログラムは、通常無料ですが、場所によっては2ドルほど支払う必要がある時があります。その場合は、終了後に、刺繍ワッペンなどのギフトが付いてきます。
●ジュニアレンジャープログラム参加資格は、場所によって対象年齢が異なりますが、大人でも参加できるそうです。
ですが、大勢の子供の前での誓いの言葉などは、ちょっと気恥ずかしい感じがしてしまいます。大人の方へのパークレンジャーからのおすすめアクティビティは、国立公園パスポート手帳にスタンプを集めることです。このパスポート手帳に貼るステッカーも$2ほどで売られています。
近場の国立公園リスト
ロサンゼルス サンタモニカから車で行ける範囲の国立公園を、ジュニアレンジャープログラムを行っているビジターセンターまで、近い順にまとめてみました。
1つの国立公園の中で、ジュニアレンジャープログラムを行っているビジターセンターは、1ヶ所だけでなく数か所ある場合もあるので、メインのビジターセンターまでの時間を記しました。
1つの国立公園なら、アクティビティブックを受け取った場所とは違うビジターセンターで提出しても大丈夫です。
ただ、小さいセンターでは受け付けていない場合もあるので、下記の表に記したビジターセンターを目指してください。
夏休みやホリデーシーズンの混雑時は、併設のミュージアム内でも受け付けている場合もありますので、確認してみてください。
国立公園名をクリックすると、詳細ブログに飛びます。
National Park | Visitor Center | ** 所要時間 |
Santa Monica Mountain | Anthony C. Beilenson | 0:35 |
Channel Island | The Robert J. Lagomarsino | 1:05 |
Santa Cruz Island Visitor Contact Center | 1:05+船 | |
Joshua Tree | Joshua Tree | 2:40 |
Sequoia | Foothills | 3:30 |
Kings Canyon | Kings Canyon | 4:10 |
Lodgepole/Cedar Grove/Giant Forest Museum | – | |
Death Valley | Furnace Creek | 4:50 |
Pinnacles | Pinnacles | 5:00 |
Bear Gulch NC/West Pinnacles | – | |
Yosemite | Yosemite Valley | 5:30 |
Tholumne Meadows Wilderness/Happy Isles /Big Oak Flat/Wawona | – | |
Alcatraz Island | Alcatraz Island | 6:00 |
Zion | Zion National Park | 7:00 |
Zion Nature Center/Kolob Canyons | – | |
Saguaro | Red Hills | 7:40 |
Rincon Mountain | 8:00 | |
Grand Canyon | Grand Canyon | 8:00 |
Verkamp’s/Tusayan | – | |
Grand Canyon North Rim | North Rim (5/15-10/15) | – |
Bryce Canyon | Bryce Canyon | 8:20 |
*Glen Canyon NRA | Carl Hayden | 8:30 |
Great Basin | Great Basin | 8:40 |
Petrified Forest | Painted Desert | 9:00 |
Rainbow Forest Museum | 9:10 | |
Capital Reef | Capital Reef | 9:40 |
Redwoods | Thomas H. Kuchel | 10:50 |
Prairie Creek | 11:00 | |
Arches | Arches | 11:00 |
Canyonlands | Island in the sky | 11:15 |
The needles (春から秋) | – | |
Mesa Verde | Mesa Verde | 11:30 |
**所要時間は、サンタモニカ中心街から出発して、LAの酷い渋滞を含んでいない時間です。
行く前に知っておきたい
小学4年生は無料
家族に小学4年生がいると、国立公園入場料が小学4年生の間(9月~翌年8月末)無料になります。
国立公園HPから必要事項を入力して、プリントアウトして持って行けば、国立公園入口で1年間有効のカードと交換してくれます。
トレイル必需品
国立公園と言えばトレイル。
簡単なトレイルでもトレッキングポールがあるとかなり重宝します。観光名所と言っても、山や砂漠になるので、リュック・スニーカー・ウインドブレーカー・帽子の服装がよいです。
5万人がお勧めするトレッキングポールは、アマゾンで購入できます。
夏は避けるべき国立公園
デスバレー国立公園は、夏は危険な暑さとなるため、夏は避け春秋冬に訪れるのが良いでしょう。
国立公園は観光地ですが、自然のありのままを大切にしているため、観光の為に手を加えることはほとんどしていません。毎年亡くなる人も少なくないので、じゅうぶんに気を付けてください。
どんなに短いトレイルでも、見た目より遠いうえに、かなり乾燥しています。水分は必ず持って歩きましょう。
また、水を売っている売店さえもない国立公園が多いので、国立公園に入る前に車の中にはじゅうぶんな水を確保しておきましょう。
日没時間
日没時間を必ず確認しましょう。
国立公園は街灯がないため、日没後は深い闇の中になります。右も左も見えない闇は、かなりの恐怖です。
日没前には、駐車場に戻れることを計算してトレイルに出発しましょう。もしもの時や曇りの日は思ったよりも早く暗くなることを想定して、リュックには懐中電灯や携帯の充電器を入れておくことをお勧めします。
同じく街灯のない駐車場も、闇の中で方向さえ見分けがつきません。ビジターセンターから見た駐車場の位置を確認しておきましょう。
子供の手は絶対に離さないようにしてください。
冬の国立公園
冬の時期は雪で封鎖されてしまう国立公園もあるので、事前に調べてから行きましょう。
雪が降っていなくても、山のトレイルでは霜や朝露が昼間でも凍ったままで、滑りやすい斜面も出てきます。スニーカーやハイキングシューズの靴底にかぶせるタイプの滑り止めをリュックに入れておくと安心です。
国立公園内でも販売されていた靴のゴムカバーは、アマゾンでも購入できます。
ロサンゼルスから車で行ける範囲の近場の国立公園をご紹介しました。
国立公園だけでなく、国定記念物、国立レクリエーションエリアなどへお出かけの際は、まずビジターセンターに寄り、ジュニアレンジャー参加・トレイル情報などを入手することをお勧めします。